局めぐり家養成講座

▼局めぐりに必要なものは?

 いろいろと個人で違うとは思いますが、最低限必要なのは「通帳」「貯金するためのお金」「判子」「地図」この4点。さらに持ち歩くとよいものが、「腕時計」「携行食料」など。ちなみにさらに「みなさんへお出しするお葉書」「筆記具」「インクパッド」「時刻表」「カメラ」を私めは持ち歩いております。

▼局めぐり家は郵便局をまわる。では、何でまわる。

 一番ローテクなものが、徒歩。これは、基本ですよね。ある程度歩ける体力もなければ途中で投げ出してしまい、長続きはしないでしょう。脚力に自信があまり無いが沢山まわりたい場合には、どうするのか?

▼乗り物を使ってまわろう

 ここで公共交通機関・自転車・バイク・車を利用することになります。電車・バスと利用する場合、大都市圏では「フリー切符」が定額で販売されており、これを利用して一日徒歩と組み合わせてまわると行動範囲も広がります。

 公共交通機関以外には自転車やバイクも使うとまわりやすいと思います。観光地や大都市ではレンタサイクルやレンタバイクが利用できるところが多数あります。検索サイトなどで事前にまわられる地域を調査すると、意外なところで利用できるかもしれません。「時間貸し」や「一日貸し」があり利用する時間に合わせて借りられると良いでしょう。観光地でも一日1000〜1500円前後が相場です。(中には、保証金や身分証(コピーを取ることも有)を担保に取られる場合もあります。…自転車返還後はこれらは戻ってきます。)

▼自力でまわろう

 レンタサイクルや公共交通機関もあまり望めない地域はどうするのか? ここは、運転免許をお持ちの方は「レンタカー」。お持ちでない人には、お勧めは「折りたたみ自転車」です。折りたたみ自転車でも、軽いものを選びましょう。なぜなら折りたたんで持ち歩きますので体に負担をかけない、より軽いものが望まれます。15kg以下のものなら合格です。(女性の場合は、もっと軽いものが良いかもしれません。)最近では、軽い金属を使用した10kg以下の重量のものも市販されています。
 折りたたみ自転車は、電車や飛行機、船舶に載せる際に輪行袋(自転車を入れる専用のバック式の袋です。価格は1万円以下で買えます。)に入れるのが基本です。フェリーなどの船舶だと折りたたまなくても乗船させることが出来る場合があります。料金が手荷物と自転車専用料金とありますので、載せ方により料金が異なることもあります。また、鉄道や飛行機は、おおむね手荷物料金は無料です。ただし飛行機は、15kg(輪行袋を含む総重量)を越えると有料となります。

▼他力でまわろう

 では、それ以外にはないのでしょうか? ヒッチハイクなども可能な手段だと思いますが、都市部では難しいかもしれません。また、偶然他の局めぐり家と遭遇して同乗出来ることもあります。何百回に1回くらいの確率かもしれませんが。(都市部以外では、あまり他の局めぐり家と遭遇するのは極めて稀なことです。)
 また、局めぐり家の主宰する掲示板での書き込みやオフ会に出席したりしてお仲間を増やして、運転出来る局めぐり家の方々と一緒にまわるということも、時間と交際術が必要としますが可能な手段でしょう。いずれにしても、他力でまわる場合は、ある程度の相手に合わせる努力が必要となります。 

▼郵便局での貯金以外の楽しみとは?

 貯金の窓口以外にも「郵便」の窓口ものぞいてみましょう。お得な「エコー葉書」を販売していたり、オリジナルの風景印(ただの記念スタンプではありません。列記とした公印であり、葉書や封書などの郵便物に押印することが出来ます。記念のための押印を「記念押印」と言います。)を使用している場合があります。風景印は大変良い旅の記念品ともなりますし、エコー葉書も地方色を出したものも多いですのでこちらも「絵葉書」のような使い方も可能です。
 また、局前に丸型ポストを設置しているところもありますので、そんなレトロなポストや局舎を写真に収められるのも楽しいものです。